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ストレスのメカニズム(1)

みなさんこんにちは。チアフリーに(快活に)すごされていらっしゃいますでしょうか。

労働者のストレス、心の健康状態が深刻化しているとの報告や指摘は多方面からなされています。厚生労働省が5年ごとに実施している「労働者健康状況調査」によると、「仕事や職業生活に関する不安、悩み、ストレスがある」労働者の割合は6割以上となっています。この数字皆さんは高いと見ますか、低いと見ますか。

仮に職場に10人の人がいたとしたら、6人以上の方に「仕事や職業生活に関する不安、悩み、ストレスがある」ことになります。2人に1人は不安、悩み、ストレスを抱えているということで、「高い」と解釈をする方もいるでしょう。一方で、「生きていれば人は誰しも不安や悩みは大なり小なりあるもの、だから何らかの不安や悩みを感じているということは、むしろ当たり前」という考え方を前提におくならば、6割という数字はむしろ「低い」と解釈する方もいるでしょう。

ストレスがあるかどうかは、ストレスがあると「感じるかどうか」とも言えます。感じ方は主観です。ある人にとっては、ストレスと感じることが、別の人にとってはストレスを感じない。主観的である点がこのテーマに取り組むうえでの難しさとなっています。

ストレスに関して学術的に確立された定義はありません。ストレス研究の領域では職場や家庭の人間関係、長時間労働や過重な責任の発生など、個人にとって負担となる外からの刺激や要請をストレッサー(ストレス要因)と呼び、ストレッサーによって引き起こされた不安やイライラ感、不満や怒りなどの精神症状と、不眠、食欲不振、疲労感などの身体症状、喫煙や飲酒量の増加などの行動の変化を含めてストレス反応と呼び、この両者をあわせたものをストレスと総称しています。ストレッサー反応が持続すると健康障害をひきおこします。

我々人間は、ストレッサーに直面すると、「大脳皮質」という部分で評価され、これらの情報は、「大脳辺縁」に伝達され、不安、不満、怒り、悲しみなどの感情を引き起こすとともに、ストレス反応を軽減するための何らかの行動もひきおこします。大脳辺縁系の神経細胞が刺激されると感情が生じ、その刺激は「視床下部」に伝えられ自律神経系、内分泌系、免疫系の反応を引き起こします。

これからのビジネスパースンは、ストレスと上手に向き合いながら、一定のパフォーマンスを発揮することが求められます。ストレスを「悪・マイナス」ととらえるのではなく、正しく理解・認識し、パフォーマンス発揮につなげる。実はこれらは技術化されており、後天的にマスター可能です。あらゆるビジネスパースンのポータブルスキルとも言えます。

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