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さらけだす力

みなさんこんにちは。早いもので2017年も残りわずかとなりました。
今年は様々な方との出会いがあったとともに、また新しいモノ・コトに挑戦した1年でもありました。
皆さんはいかがだったでしょうか。

今年は様々なご縁を通じて、公私にわたり数多くのトライをしました。
その一つに日本マンパワーさまでのキャリアコンサルタント資格試験のセミナー講演があります。
キャリアコンサルタント資格試験の学習者向けに自らの学習体験を自由に語るスピーカーを
したのですが、通常の研修とは毛色が異なる体験で楽しくやらせて頂きました。

日本マンパワーさまは資格取得スクールの草分けです。
主にビジネスパースンを対象にした中小企業診断士や社会保険労務士資格試験等の
資格取得を目的とした対策講座をご提供しています。
私は、マンパワーさまのキャリアコンサルタント資格試験の対策講座を受講してました。
キャリアコンサルタント資格は国家資格になり、現在大変関心が高まっている注目の資格です。

よく資格を取得することが目的化している方がいらっしゃいます。
でも資格は学びを通じて得られる付随的なものだと思っています。
本当に大切なことは学びで終わらせず仕事・実務で活かして成果を上げることです。
(これは通常の研修にも言えることですが)

私は、元々資格取得に興味があったわけではないのですが、
企業内のキャリア自律開発・支援の仕事に実務として関わってきたこともあり、
これまでの仕事の経験を体系化し、また今後より活かしていけると考えこの資格の学習をしました。

自らの学習の取り組みを「さらけだす」

今回の講演は、自らの学習の取り組みを現在学習中の方にお伝えするものでした。
この手の話しの内容には、一般的に大きく2つのパターンがあると思います。
1つめは、「すごい話しばかり」のパターン。
たしかに話の中身は素晴らしいんだけど・・・
すごい話しばかり聞かされて聞き手はお腹がいっぱいになってしまう。
「そんなこととても自分はできないんですけど・・・」と感じてしまうことが多い。

2つめは、「全然努力しなかったけれど結果がでました(でちゃいました)」のパターン。
「私たいしたことやらなかったけれど結果がでてしまったんです!」という話しを聞くが
具体的に参考になる情報が得られない。
「さぞや頭のいい方なんですね・・・」と感心して終わってしまうことが多い(笑)

どんなことでも、成果を出すためには一定の努力は必要です。
とはいえ、あまりガチガチに話すのは自分の性に合わず、
実際に自分がどのような取り組みをしたのかできるだけありのままをお伝えすることにしました。
たとえばこんな感じです。
↓試験対策用の自分のまとめノートを公開しました。

「さらけだす」というのは非常に勇気のいることです。

このノートは、もともとは自分用のまとめとして作成していたものです。
字が汚いです!自分で書いた字なのに読めない箇所もがあります。
そもそも他人にオープンにすることを前提としてまとめていません。

でも本当に参加者にとって役にたつ情報は何なのか・・・?と内省した結果
「さらけだす」という戦略をとりました。
ありのままをダイレクトにそのままお見せするのが一番参加者に伝わるのではないか・・・
と考えたからです。当日は惜しみなく?!自らの取り組みを開示しました。

さらけだしたのは、まとめのノートだけではありません。
実は講座以外でも自主的に勉強会を開催してました。
私はロールプレイングのクライエント役をやっていただいた方に、
勉強会の後、自らの振り返った内容をメールで送り、改めてフィードバックをもらっておりました。
生生しいメールのやりとりの中身も関係者に了解を得たうえで、
個人情報部分を“のり弁”にしたうえで開示いたしました。

リーダーに求められる自己開示

今回の取り組みを通じてお伝えしたいことは2つあります。

1つめは、自己開示の有効性です。
「さらけだす」本来見せないものや自分を見せるのは勇気がいることです。
でも「さらけだす」ことは人との距離感を縮めます。
今回の講演でも、ノートやメールのやりとりの開示により、
参加者からのどよめきとクスクスとした笑いが起きたのが今でも印象に残っております。

実は私はトレーニングの場に立つときは、できるだけ自分の体験をさらけだしています。
特に自らの失敗体験の話しをすると参加者の表情がグッと和むのがわかります。
トレーニングの立ち上がりの段階で、話し手側から積極的に自己開示をすることは
開放的な場づくりに大きな効果を発揮します。

自己開示は職場でも有効です。
昔と比べて、職場での人間関係が希薄になったという声を耳にします。
メンバーが思ったことを率直に会話できる場づくりを構築できるかは組織の生産性にも影響を与えます。
リーダー自らが積極的に自己開示をしていけば、メンバーも思ったことや感じたことを吐き出しやすくなり、
開放的な職場に変化していくのではないでしょうか。

仕事も学びも根っこは同じ。

そして2つめは、仕事も学びも根っこは同じだということ。
今回は資格試験の学習法というテーマで、私は3つのポイントを参加者に伝えました。

  1. 過去問分析(ゴールと現状を知ること)
  2. 学習の量の確保と質を高める
    (ロールプレイングを中心に量をこなすこと、一回一回のロールプレイングを振りかえり質を高めること)
  3. 主体的な学びの姿勢を持つ
    (自ら勉強会の幹事を率先して企画し仲間を巻き込みながら楽しみながら運営したこと、
    他のクラスの勉強会に自ら出稽古に行き、多くのフィードバックを得たこと)

お伝えしたことは仕事でも同様のことがいえるのではないでしょうか・・・・
1は、仕事のゴールを確認し現状を分析することですし
2は、日々の仕事をやりっぱなしにしないで、常にPDCAを回すこと
3は、受け身でなく主体的な姿勢で仕事をしていくこと

至極当たり前のことばかりですが、わかっていることと実践することにはGAPがあるものです。
この当たり前のことをやりきれるかどうかはちょっとした”微差”でしかないですが
その微差の積み重ねが長い月日で大きな差になるのだと思います。

何事も本質は変わらないのかもしれません。
最後にセミナーでもご紹介したリクルートの創業者の有名な名言で締めたいと思います。
「自ら機会を創り機会によって自らを変えよ」

※日本マンパワーさまのセミナー講演のWEB掲載については事前にご了承をいただいております。

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